匠Vol.8 1810-1811友情

匠Vol.8 1810-1811友情

2019-10-23T20:11:00+00:002019-09-26|EVENT, INFO|
9月21日(土)に第8回 匠(Touch to the classic music)を開催しました。
テーマは「1810-1811 友情」
1810年って?
日本:江戸時代 11代将軍徳川家斉
ヨーロッパ:ナポレオン戦争
音楽史:ロマン派
こんな時代に生まれたほぼ同級生の3人、Fredric Chopin、Robert Schumann、Franz Lisztとその友情にスポットを当てました。
3人は国籍も人種も家族構成も全く違う環境で育ちましたが、実力を認め、尊敬し合い、曲を献呈したり編曲をしました。

ショパンはピアノの作品ばかりを作り、サロンピアニストとしても活躍、ポーランドを離れた後も自国を愛しマズルカ等を沢山作曲しました。リストは華やかなコンサートピアニストとして活躍し、史上初のソロコンサートを開催。沢山の作品をピアノ編曲したり、聖職者となり宗教音楽も沢山書きました。シューマンは無理なトレーニングで指を壊した為ピアニストとしては活躍できませんでしたが、作曲の他には音楽評論の分野で活躍し、ショパンを始め偉

大な作曲家を世に広めました。言葉遊びを使った作曲や情景、人物を描写した音楽も特徴的です。
また、リストとシューマンはタイトルと付けて聴き手にヒントを与えていましたが、ショパンは言葉の力を借りず音楽そのものを聞いて欲しいとタイトルを付けませんでした。
演奏曲目
*幻想即興曲
*練習曲 作品10より 「別れの曲」「黒鍵」
*「クライスレリアーナ」より1番
*「謝肉祭」より
*献呈(シューマン=リスト)
*超絶技巧練習曲より「雪あらし」