匠Vol.10 絵画から生まれた名曲

匠Vol.10 絵画から生まれた名曲

2019-11-20T15:52:05+00:002019-11-20|EVENT|

1116日(土)に第10回 匠(Touch to the classic music)を開催しました。

テーマは「絵画から生まれた名曲」

 画家は作曲家の肖像画を描き残し、また楽器や演奏する姿を絵に取り込んだ一方、作曲家は絵画を着想源として作曲をしました。活躍した国は違いますが、19世紀後半に活躍したという共通点のある3人の作曲家をご紹介しました。

 ムソルグスキーは、ロシアで生まれ役人として働きながら作曲をしました。ロシアの音楽を大切に作曲をした「ロシア5人組」の一員でもあります。晩年はアルコール中毒に陥ります。代表作である「展覧会の絵」は友人のハルトマン(ガルトマン)の遺作展覧会で見た絵を着想源としています。絵と絵の合間の「プロムナード」ではムソルグスキー本人の気持ちの変化が表れています。

 スペインの作曲家であるグラナドスもスペインの音楽を大切に作曲をした「民族主義」の作曲家です。どこでも思い立つと作曲をしていまい、白いシャツが楽譜柄のシャツになることもあったそうです。オペラ化した「ゴィエスカス」の初演の為に渡米。その帰りの船がドイツの潜水艦からの攻撃を受け最愛の妻と帰らぬ人となりました。「ゴィエスカス」とは「ゴヤ風」を意味し、ゴヤの「裸のマハ」「着衣のマハ」を着想源としました。

 フランスの作曲家ドビュッシーは、掟破りのハーモニーで新しい扉を開け、その曲想から「印象派」と呼ばれました。印象派の画家を始め沢山の画家、詩人との交流がありました。ヴァトーの「シテール島への船出」を着想源とした「喜びの島」は自身の身の上も重ねて作曲したと言われています。当時W不倫中でったエンマ(後に妻となります)との逃避行の際に書き上げたと言われています。

~ムソルグスキー
*展覧会の絵(1874年作曲)より
プロムナード 1.グノーム プロムナード 2,古城 プロムナード 3.テュルイリーの庭、遊びの後の子供のけんか 4.ビドロ プロムナード 5.卵の殻をつけた雛の踊り 6.サミュエル・ゴールデンベルクとシュムイレ

~グラナドス~
*「ゴィエスカス」(1911年作曲)より
「嘆き、またはマハと夜鳴きウグイス」

~ドビュッシー~
*喜びの島(1904年作曲)

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